積層材(集成材)について

積層材(集成材)とは

ホームセンターに行くと色々な種類の木材が販売されていますが、その中でも安くてお値打ちな集成材の種類について説明します。
積層材(集成材)とは、厚さ30mm程度の小さな角材を、柾目・板目方向に関係なく、繊維方向を揃え、接着剤を使い、フィンガージョイントにより必要な厚さ・巾・長さに接着した材料のこと。

木の繊維方向をうまく按配することで、強度を出したり、狂いを防ぐことができ、無垢では難しい大断面や長尺の材料を作ることができ、無垢に比べ、反り・割れが少なく、品質が安定しつつ、木そのものの木目や木肌をそのまま楽しむことができます。

集成材が考えられた最初の動機は、無垢材では求めることができない「太く長い柱」や「巾の広い板」が欲しかったからだと言われています。
そこで、下図のように 長さ・巾・厚さ の方向に接着して、必要な大きさの部材にしたものが積層材(集成材)です。

集成材とは

規格製品もあり、「フリー板」と呼ばれています。

繊維が異なった方向で接着されているので、木材のもっている収縮などによる動きが、ある程度抑制されるのが特徴です。

また、積層材(集成材)には多くの種類があり、大きくは「構造用積層材(集成材)」と「造作用積層材(集成材)」に分けられます。

呼び方も様々で「積層材」「集成材」と言われたり、無垢材が集成してできているので「ムク集成」と言われたり、無垢のブロックが集まっているため「ブロック集成」とも言われます。

積層材(集成材)の特徴

  • 無垢材に比べ、反り・割れが少ない。
  • 巾が広い板、長い板も可能。
  • 単価計算をしやすい。
  • 木目も楽しめる。
  • 細かい材を集めて作るため、資源効率が良い。(つまり、エコ)

積層

積層材(集成材)の種類と用途

集成材ってどんな種類がある?

少し文章が難しいですが、集成材は日本農林規格(JAS)において、以下の4つに分類されています。

・造作用集成材
集成材のうち、素地のままのもの、素地の美観を表したもの(これらを二次接着したものを含む。)又はこれらの表面にみぞ切り等の加工若しくは塗装を施したものであって、主として構造物等の内部造作に用いられるもの。

・化粧貼り造作用集成材
集成材のうち、素地の表面に美観を目的として薄板(薄板を保護するために、紙、薄板と繊維方向材 を平行にした厚さが5mm未満の台板、薄板と繊維方向を直交させた厚さが2mm以下の単板、厚さが3mm以下の合板又は日本産業規格(以下「JIS」という。)A 5905に規定する品質に適合することが確認されている厚さが3mm以下のMDF若しくはハードボードを下貼りしたものを含む。)を貼り付けたもの又はこれらの表面にみぞ切り等の加工若しくは塗装を施したものであって、主として構造物等の内部造作に用いられるもの。

・構造用集成材
集成材のうち、所要の耐力を目的として等級区分したひき板(幅方向に合わせ調整したもの、長さ方向にスカーフジョイント又はフィンガージョイントで接合接着して調整したものを含む。)又はラミナブロック(内層特殊構成集成材に限る。)をその繊維方向を互いに平行にして積層接着したもの(これらを二次接着したもの又はこれらの表面に集成材の保護等を目的とした塗装を施したものを含む。)であって、主として構造物の耐力部材として用いられるもの(化粧ばり構造用集成柱を除く。)をいう。

・化粧貼り構造用集成柱
集成材のうち、所要の耐力を目的として選別したひき板(幅方向に接着したもの及び長さ方向にス柱 カーフジョイント又はフィンガージョイントで接合接着して調整したものを含む。)を積層接着し、その表面に美観を目的として薄板(薄板を保護するために、紙、薄板と繊維方向を平行にした厚さが5mm未満の台板、薄板と繊維方向を直交させた厚さが2mm以下の単板、厚さが3mm以下の合板又はJIS A 5905に規定する品質に適合することが確認されている厚さが3mm以下のMDF若しくはハードボードを下貼りしたものを含む。)を貼り付けたもので、主として在来軸組工法住宅の柱材として用いられるもの(横断面の一辺の長さが90mm以上150mm未満のものに限る。)をいう。

これら4種類の集成材のうち、材木商店で取り扱っているものは造作用集成材(積層材)と、化粧貼り造作用集成材(化粧貼り)になります。

集成材の種類別の用途

4種類の集成材のそれぞれの用途は以下の通りです。

・造作用集成材(積層材)
造作用集成材は階段、天板、カウンター、造作材(枠材)など内装用に使われています。
造作用集成材は主に海外から輸入するフリー板という原材料を加工して製品にされており、フリー板より大きなサイズのものは小さなラミナを集成接着して製品にされています。
天板、テーブルを作る場合には無垢材に比べてより大きなサイズを作ることができ、価格も安く、反りも無垢材に比べて少ないというメリットがあります。

・化粧貼り造作用集成材(化粧貼り)
化粧貼り造作用集成材は和室の造作材(枠材)のほか、商業施設や飲食店の天板、カウンター、造作材(枠材)など内装用に使われています。
化粧貼り造作用集成材は芯材に安い樹種の集成材を使用し、表面に銘木を薄くスライスした単板を貼っているため、無垢材よりも安く、さらに同じ柄、色のものを大量に生産することができます。日本の高度経済成長期に大量に家が建てられ、和室材の需要が増えた時に安価で大量生産できる化粧貼り造作用集成材が多く使われました。

・構造用集成材
構造用集成材は住宅や非住宅の柱や梁、桁など建物の構造材として使われています。強度性能や接着性能、ホルムアルデヒド拡散量などについて試験方法と適合基順がJASで定められており、一定水準の品質が保たれている構造材です。

・化粧貼り構造用集成柱
化粧貼り構造用集成柱は主に和室の柱に使われています。構造用集成材を芯材として使用し、表面に銘木を薄くスライスした単板を貼っているため、構造材としての機能と化粧材としての機能を兼ね備えた集成材です。

内装でDIYしやすい集成材の種類とは

上記の集成材のうち、DIYに向いているのは薄くて巾広く、樹種も豊富な造作用集成材(積層材)ですが、樹種によって堅かったり、軟らかかったりします。
材木商店では30種類以上の造作用集成材(積層材)を扱っていますが、大きく針葉樹と広葉樹に分けられ、針葉樹は軽くて軟らかく、広葉樹は重くて堅い特徴があります。

針葉樹の集成材で主な取り扱い樹種としては、以下のような樹種があります。

広葉樹の集成材で主な取り扱い樹種としては、以下のような樹種があります。

階段、天板、テーブルは堅めのものを希望される方が多いので、広葉樹が多く使われています。また、できるだけ安い材料を希望される方はゴム集成材を使われる方が多いです。ゴム集成材は色が白っぽく、塗装で着色をしやすいのでオススメの素材です。

タモ集成材やナラ集成材もゴム集成材より少し高いですが、よく使われる樹種です。より高級な樹種を使いたい方にはウォールナット集成材やチーク集成材がオススメです。

スピーカースタンドなど、オーディオ関係にはメープル集成材やナラ集成材が良く使われています。

造作材(枠材)はあまり手に触れる部分ではないので、軟らかくてカットしやすい針葉樹が多く使われています。また、できるだけ安い材料を希望される方は赤松集成材や米栂集成材、メルクシパイン集成材を使われる方が多いです。

DIYに慣れている方であれば堅い広葉樹をカット、加工することはできますが、DIY初心者の方は軟らかい針葉樹の集成材から使ってみることをオススメします。

また、DIYで木材を正確にカット、加工しようとすると、非常に難しく、作業スペースだけでなく工具も経験も必要になります。自分で作ったほうが楽しく、面白いものですが、どうしても難しい加工については自社工場を持ち、CNCルータで正確に加工・1枚からご購入いただける材木商店にお任せください。

材木商店の積層材(集成材)

材木商店の積層材(集成材)の取り扱いサイズについて

集成材(積層材・化粧貼り)の特徴として、薄いものや小さいものの製作が苦手です。

割れや反りが出やすくなるためです。
その反面、大きいものの製作を得意としております。
そのため、材木商店では誠に申し訳ございませんが厚み10mm未満のものはお作りすることができません。
(樹種によっては、それ以上の厚みでも難しい場合があります。)

しかし、大きいものは厚み80mmまでの集成材(積層材・化粧貼り)の板は1460mm×長さ4100mmまでの板の製作が可能です。
また、厚み81mm~150mmまでの集成材の板は巾1050mm×長さ6150mmまで製作することができます。
ただし、大きな板の配送は難しくなってしまいます。配送についてもご相談ください。

材木商店の自動見積もり、ご注文で対応可能なサイズは以下になります。

厚み20~120mm、巾30~1000mm、長さ100~3000mm

上記を超える寸法でのお見積り、ご注文をご希望の場合はメールかFAXにてお問い合わせください。

 

一般的に建築・家具で使用される標準的な厚みサイズは以下になります。

厚み20mm・・・棚板、造作材(枠材)

厚み25mm・・・造作材(枠材)

厚み30mm・・・テーブル、カウンター、階段(段板、側板)、造作材(枠材)

厚み36mm・・・テーブル、カウンター、階段(段板、側板)、造作材(枠材)

厚み40mm・・・テーブル、カウンター

厚み105mm・・・柱

厚み120mm・・・柱

 

材木商店の積層材(集成材)の取り扱い強度について

材木商店で取り扱っている積層材(集成材)はJASにおける造作用集成材のため、強度は求められていません。

一般的に厚みは厚ければ厚い方が強度は増し、巾は小さければ小さい方が強度は増します。

なお、構造計算が必要な住宅の柱や梁に使用される構造用集成材は曲げヤング係数と曲げ強さの組み合わせによって強度等級が表示されるようになっています。

積層材(集成材)の強度は求められてはいませんが、厚ければ厚いほど反りにくく荷重にも耐えられるようになります。

逆に薄ければ薄いほど軽くはなりますが、反りやすくなります。

巾については狭ければ狭いほど反りにくくなり、広ければ広いほど反りやすくなります。

あくまで目安ですが、反りにくくするための厚みと巾については以下を参考に決めてください。

厚み20mmの場合、巾300mmまで
厚み25mmの場合、巾400mmまで
厚み30mmの場合、巾500mmまで
厚み36mmの場合、巾600mmまで
厚み40mmの場合、巾700mmまで
厚み45mmの場合、巾800mmまで

 

加工なし木材【自動ご注文・お見積り】加工あり積層材【自動ご注文・お見積り】に対応している寸法

樹種名をクリックすると、詳細画面が開きます。

単価は自動見積りにおいて、厚み・巾により変動しますので、ご注意ください。
自動見積りに対応していない樹種については、FAX・お問い合わせにてお見積りいたします。

カット寸法により、平面の直角が正確に出ない場合があります。カット誤差は±1mmです。
重量による危険性から1丁あたりの材積は0.06m³までとなります。

厚みが30mm超の場合、板を重ねて製作する場合があります。
天然木を使用しているため、1点ごとに木目は異なります。
ピースごとの収縮性の違いにより、表面に多少の凹凸が出る可能性があります。

【平面加工・断面加工】→【加工について】をご覧ください。

【塗装】→【塗装について】をご覧ください。

積層材(集成材) – まとめ –

集成材の種類は内装用と構造用に大きく分かれていて、さらに化粧貼りされているかどうかでも分かれています。
その中でも内装用のDIYで使いやすい集成材は造作用集成材(積層材)で、DIY初心者の方は針葉樹の樹種のものから使ってみるといいでしょう。

集成材の種類や加工のことで何か分からないことがあればお問い合わせ、メール、電話、FAXでお気軽にご相談ください。

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