DIYにも!サワラ材のご紹介
1.サワラ材のご紹介
2.サワラ材のおすすめ用途
1.サワラ材のご紹介
サワラはヒノキ科の常緑針葉樹です。ヒノキや杉と同じで日本特産の樹種です。北限は本州岩手県で、本州北部から中部、中国、九州に自生しています。木曽地方や飛騨地方に多く、江戸時代には木曽五木※の一つに指定されていました。
ヒノキとよく似ていますが、樹形はより鋭い円錐形をなしています。葉は扁平な鱗状で小枝や細枝に対生状に圧着し、小枝がちょうど一枚の葉のようになる。葉の先端はとがり、裏面の白斑がいちじるしく、葉の裏の気孔群で見分けることができます。沢筋や窪地によく生育し、ヒノキよりも生育は旺盛です。
辺心材の区分は明瞭で、辺材は白色、心材はくすんだ黄色褐色。ヒノキに比べ光沢や香気がありません。ヒノキから香りと光沢を抜いた感じで見た目が似ています。日本の針葉樹の中では最も軽い木材です。
昭和の頃には無垢材や単板として使われていたサワラですが、現在はあまり建築には使われておらず、桧の方が人気があります。
※木曽五木とは
木曽の木材は昔から良質で建築材として様々なところで利用されていました。ところが、江戸時代には幕府や諸大名による城郭・城下町・武家屋敷の建設、造船などによって大量の木材が必要となり、森林の伐採が進み、山が荒廃してしまい、木材資源が枯渇しました。そこで、木曽の山を管理していた尾張藩は森林の保護政策を行い、ヒノキ、サワラ、アスナロ、ネズコ、コウヤマキの伐採が禁止されました。森林保護制度によって保護された樹種が「木曽五木」です。
2.必要なパーツをフリーカットで作成
サワラ材は切削等の加工性は良く、乾燥は容易であるが割れやすい。また、材質が軟らかいため建築の構造材には不向きです。吸湿・放湿性がよく、変形が少ない木材です。
材は桧より軟らかいが湿気に強いことから、桶(おけ)材や樽、障子・ふすまの組子などの建具類に板として使われます。
特に米びつなどの商品は、材の香りが強すぎるヒノキよりもサワラで作られることが多いようです。さらに、殺菌作用もあるため、松茸など食品の下の敷物としても使われます。
また、木材をみかん割りにした、屋根材としてのこけら葺きやとち葺きの材料としても有名です。
材木商店ではサワラは自動見積もりや自動注文に対応していませんが、加工や価格や納期についてはメールやFAXでお気軽にお問い合わせ下さい。